人を魅了する一番の方法は笑顔
いつでもどこでもすぐ出来る、笑顔に勝る化粧なし。
これは私が作った座右の銘です。
わが社のモットーでもあるので、いつも会社で社員に伝えています。
この言葉は年齢を重ねれば重ねるほど、大切さがわかってきます。
若いころは、たいがいの女性は黙っていても周りに人が集まりやすいでしょう。
「私はそんなことなかった」と思う人は、おそらく気がつかなかっただけです。
きれいな人やかわいい人はなおさらでしょう。
けれども、残念なことに老化しない人はいません。
冷ややかな美人がそのまま年を重ねると、
いつの間にか「無愛想なおばさん」になっていったりするのです。
そうなると、周りには誰も寄りつかなくなり、人もお金も逃げていきます。
年齢を重ねると多くの女性はそれをカバーするために、
エステに通ったり、美容整形を考えたりします。
でも、女性を何より美しく輝かせる一番簡単な方法は、笑顔なのです。
「男は度胸、女は愛嬌」と昔からよく言われていますが、私はその通りだと思います。
けして美人ではなくても、いつも笑顔でいる女性は見ていて気持ちが明るくなります。
30代、40代、50代・・・と年齢を重ねていくほど美しさを増す女性は、笑った時の目元のシワ、ほうれい線に、それまでの人生で積み重ねてきた生きざまが表れています。
日本人はなぜか、若さに執着しがちですが、年齢はあなたが人生の経験を重ねてきた証です。
ですから、20代よりも、30代、30代よりも40代でもっと自信を持ってほしいのです。
笑顔の素敵な女性といえば、女優の大竹しのぶさん。
いくつになってもチャーミングで、バラエティ番組でも飾らず自然体でいる姿がとても魅了的です。
あの笑顔を見ると全てを許してあげたくなりませんか。
いくつになっても、ああいう笑顔でいたいものですね。
実は、私の家系は美男美女がそろっていて、姉と弟は子供の頃からとてもモテました。
姉や弟宛のラブレターを「渡しておいて」とよく預かりました。
「同じきょうだいなのに、どうして私だけモテないの?」といつも寂しく思っていたものです。
今ならわかります。
当時は家庭環境が激変した影響で動揺し、自分に自信がなく、何事にも消極的に生きていました。
暗い顔の女の子に魅力など感じませんよね。
人知れずメイクの勉強をして美しく魅せるとこももちろん大事ですが、それだけではダメ。
内面を磨き、日々の充実からくる笑顔がなければ、人を魅了することはできません。
自分の年齢を誇れる自然体な笑顔の人のもとには、人がどんどん集まってきます。