手作り化粧品(コスメ)とは?メリット・デメリットや危険性
近年、手作り雑貨や家具のDIYなど、既製品ではなく自分の手で作り出すというハンドメイドブームが広がっています。
この手作りブームは美容の分野にも到来しており、既製品を使うのではなく、自らの手でスキンケア製品や化粧品(コスメ)を生み出す人が増えているのです。
手作り化粧品(コスメ)には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
今回は、手作りであることに伴う危険性も併せてご紹介します。
手作り化粧品(コスメ)とは?
手作り化粧品(コスメ)とは、その名の通り「化粧品(コスメ)を手作りする」ことです。
自分で好きな素材を選んで組み合わせることで、季節や肌質に合った自分好みの製品をオーダーメイド感覚で生み出すことができます。
日常的に肌に触れさせるものだからこそ、好みの使用感であることは大切だと言えるでしょう。
しかし、手作り化粧品(コスメ)を安全に楽しむためには、手作りするメリットはもちろんのこと、デメリットもあるという点を知っていなければいけません。
手作り化粧品(コスメ)のメリット・デメリット
では、手作り化粧品(コスメ)には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
【メリット】
・自分好みにカスタマイズができる
夏ならサッパリさせたい、冬ならしっとりさせたいといったような季節ごとの要望にも、手作り化粧品(コスメ)なら簡単に対応できます。
また、肌質ごとに悩みは異なるもの。敏感肌の人でも、肌負担の少ない素材を使うことで肌本来の働きを取り戻し、キレイな素肌になることができるでしょう。
使われている素材も分かるため、自分の肌に合っているもの・合っていないものを知りながら、その都度自由にカスタマイズすることができます。
・低コストでいつでも新鮮に作ることができる
既製品を購入するよりも安価で済むことは、手作り化粧品(コスメ)の魅力の一つです。
そして、いつでも好きな時に自宅で作ることができます。
既製品には必ず防腐剤が入っていますが、手作りの場合、防腐剤を入れないフレッシュな化粧品を、比較的短期間で使い切れる量しか作らないため、毎日新鮮なものを肌に触れさせることができます。
・作る喜びを得ることができる
忙しい日々の中でも、自分の肌や体と向き合い、思いを巡らせながら手作りする時間は、ちょっとした非日常を味わうことができたり、リラックスして心を休ませたりすることにつながるでしょう。
自分の手で作り出す喜びや、自分のために愉しむ時間を得ることができるのです。
【デメリット】
・手間がかかる
手作りするということは、もちろん材料や道具も自分で揃えなければなりません。
安全安心な化粧品を作るためには、様々な手間や時間がかかります。
道具は煮沸したりアルコール消毒したりする必要がありますし、防腐剤を入れないため、保管も冷蔵でないといけない場合があります。
・最低限の知識が必要
素材や成分を自分で選ぶためには、最低限の知識を持ち合わせておく必要があります。
化粧品の材料は、種類も量もたくさんあり、何を選んだらいいか分からなくなってしまうからです。
成分によっては上限の濃度や組み合わせの相性もあるため、安全に使うためには自分で知っておくことが大切です。
難しい方や時間のない方は、気軽にできるクラフトレッスンや市販の手作りキットを利用することも一つの手でしょう。
・販売や譲渡はできない
薬機法と呼ばれる法律に基づき、手作りした化粧品(コスメ)を販売・譲渡することはできません。
手作り化粧品(コスメ)は個人の責任で全て使用し、あくまでも個人で楽しむようにしましょう。
手作り化粧品(コスメ)の危険性は?
ここまで、手作り化粧品(コスメ)のメリット・デメリットをご紹介しました。
手作り化粧品は、自分が好きなようにカスタマイズでき、楽しく簡単に作ることができます。
しかし、正しい知識ときちんとした衛生管理のもとで作らないと、肌をキレイにするどころか、かえって肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
手作りする際は、清潔な環境で衛生面に十分に配慮し、パッチテストを行うなどして、安全なものを作るよう心がけましょう。
手作り化粧品(コスメ)のまとめ
今回は、手作り化粧品(コスメ)のメリットやデメリット、そしてその危険性についてご紹介しました。
安全面・衛生面に十分配慮して、皆さんもぜひ、自分だけのオリジナル製品を作ってみてください。