白キクラゲ由来のヒアルロン酸です。白キクラゲ(White Jelly Fungi;WJF)は食用キノコであり、日本では中華料理のデザートとして知られています。中国では古くから生薬の一つ「銀耳」として利用され、美容食材としても知られています。3,000年前の楊貴妃も美容のために王宮料理に使用していたと言われています。白キクラゲが持っている多糖体には、グルクロン酸を含む多糖があり、ヒアルロン酸と極めて構造が似ています。そのため、植物性でありながらヒアルロン酸以上の保水力を有しています。また研究では、植物性ならではの機能も見出されています。
- 保水力
- 白キクラゲ多糖体の水溶液はpHの影響を受けにくく,pHが変化しても安定して吸水膨潤します。保水力をヒアルロン酸と比較したところ,その体積が人工胃 液中(pH 1.8)で19 倍,人工腸液中(pH 7.4)で1.2 倍となり,酸性から中性で,自重の450倍以上の保水率を有します。これにより,胃の中で膨潤して満腹感を示す可能性があることから、食欲抑制作用が期待 できます。また,便の水分を高めることで便秘改善効果も期待できます。
- 抗酸化
- 抗酸化作用を有し、内面から身体のサビを防ぐことが期待されます。
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- 便秘改善効果
- 分子量100万以上の保水性に優れた安定性の高い高分子が便を潤し,ビフィズス菌や乳酸菌を増殖させ,健やかなお通じをサポートします。
便秘患者16名を3つのグループに分けて0.1%、0.2%、0.5%の濃度の白キクラゲ多糖体溶液100mlを毎朝・夕食2時間後に7日間服用して貰い排便状況を観察しました。その結果、白キクラゲ多糖体0.2%群では80%以上の効果が見られ、0.5%群では100%の改善効果が見られました。
- 整腸作用
- 乳酸菌、ビフィズス菌、腸内細菌群を増殖させる作用があります。